デイ・アフター・トゥモロー

華竜の宮読んで久しぶりに見たくなった。

温暖化のせいで海流が狂って超寒くなるからみんなで頑張れ。

超アメリカ映画。

計算リソースさえ渡せば博士がどんどん予測する。

北半球滅びる!とかいってそうでもない。

見捨てるしかない!とかいってすげえ生き残ってる。

絶望感0。滅びる滅びるといって結局滅びない作品はダメ。

愛とかが全部解決しちゃう作品はもっとダメ。

ダウンバーストで上空から超冷たい空気が吹き込むらしいけど、断熱圧縮過程でめっちゃ温まるじゃん?

めっちゃ寒い空気降ってきても数秒で凍らないじゃん?

北極の氷が解けて沈んで海が冷たくなってなんですげえ低気圧ができたん?

なんですげえ風が吹いただけでニューヨークに津波が押し寄せたん?

華竜の宮もいっかい読みたくなった。

Se7en

ファイトクラブが良かったのでフィンチャー

そこら辺の適当な人がどんどん猟奇的に殺されて刑事二人組が頑張って犯人探しましょう。すごくよくある。

悪役にきちんと理があるのはいい悪役。

劇中すげえいつでも雨が降ってて陰鬱感すごい。

終わり方わりとあーそうですか。

どっかで名作って言われてた気がしたので見たけど、大してぐっとくるポイントも、やべえポイントもあんまりなかったような気がします。

こういう系映画の走りとかで、当時の評価がすごいけど今見ると常識すぎてあーそうですか古典作品のパターンかもしれない。

Re:ゼロから始める異世界生活

なろう!。

死んだらリスタートで無能が異世界でがんばる。ラノベバタフライエフェクトみたいなやつ。

ありがちな俺TUEEE、ヒロイン総デレ脳スポアニメでしょと思ってたら、意外とそうでもない。個人的に今年のアニメの中で見ごたえNo.1。

本気で絶望させにかかってくる。ヒロインにめちゃくちゃ可愛い笑顔させときながら、返す刃で激しく殺してみせたりする。見てるこっちもやめてくれええってなる。すげえ。

後半松岡禎丞が悪役やってるけど演技すごい。心が折れてる主人公を全力で煽る煽る。

無能主人公がリスポーン繰り返して成長!って話だからしょうがないのだけど、無能っぷりが持ち前の馴れ馴れしさと調子乗ってる加減にあいまってめちゃくちゃ胃もたれする。

絶望するたびヒロインに全肯定されて復活する。メイド服青髪水瀬いのりに全肯定されてえ。ずるい。

無駄な話がないし、ばらまいた伏線は丁寧に回収するし、尺使うべきところできちんと尺使うし、最終話できちんと話がひと段落するので、構成と脚本が超優秀だと思います。

いなくなった私へ

面白くてするりと読めた。するりと読ませる文章力すごい。

ただミステリーではない?のでわ?

このミス大賞の優秀賞受賞作ということなので、僕のミステリーに対する認識が狭いだけなのかもしれない。

きちんと広げた風呂敷を丁寧にたたむのはえらい。

ただ、風呂敷の広げましたよ!ほらきちんと広げましたからね!感があって畳まれた時のおぉぉぉー!ってカンジは薄い。

強くてニューゲーム。ラノベとかで転生とか俺TUEEEEとか流行ってるみたいだけど、意図してやってるのかどうかは聞いてみたい。

悪い人を描くのが得意ではなさそう。悪い人が悪い作品が好きだから惜しい。

ゴーストバスターズ

リメイクされたらしい。ので見た。

相変わらずゴーストバスターズのテーマはかっこいい。

CG技術が当時から爆上げしているので、ゴーストは強そうになったと思う。

が、ガジェットデザイン担当がイカしてないせいで、対ゴースト武器にほしい!作りてえ!!って思わせるような魅力がない。

こういうところにむき出しの配線があるとそれっぽいだろ??ディスプレイ額に付けとくで???みたいで雑。

友情出演?みたいなので昔のゴーストバスターズのメインキャラがチョイ役で出てくるんだけど、脈絡なさ過ぎてパッと見意味不明。テンポ悪くしてる。

ホルツマンはめっちゃかっこかわいい。謎ガジェットを異常なスピードで開発しまくる女の子は強い。

ギャグがファンサービスに徹している気がする。たぶん昔の見てないと半分ぐらい意味不明。

エンディングロールはわけのわからん効果で云々するんじゃなくて、ケヴィンと警察をマイケルジャクソン張りに全力で踊らせてほしかった。

君の名は。

観測範囲全員が諸手挙げて絶賛だったので期待半分、RADWIMPS主題歌なので恐る恐る半分で見に行った。

絵はめちゃ綺麗で話もTHE 王道。

TSF で、過去に戻って、空から降ってくる脅威で、俺とお前で町を救う。超ジュブナイル。ハッピーエンド。すげえ。

が、ほしいのは!そういうんじゃあ…ないんですよ…ってカンジ。

山崎まさよしをBGMに気持ち悪いこじらせた男が一人語りして本当に救われないのが良い。せいぜい秦基博で、想うあの人が前を歩いて行けますように…程度の一人称的ないい話が限界。RADWIMPSが互いの砂時計確認しながら歩こうよ!僕と君!みたいに言い出すとつらい。

新海誠先生の書く恋愛って基本的に気持ち悪いから、それに僕と君!みたいな歌当てちゃうとクドい。

だって忘れないように手のひらに名前を書こうって言って「すきだ」とかおまえ…おまえーーー!!

このくちかみ酒はあの子の半分…ごくごくとか!!それを聞いて女の子が頬赤らめながらバカ!ヘンタイ!!とか!!

きびしい。

最後の並走する電車であっ!みたいなのは最高だった。完全に東京的な出会いのうち最高にエモい部類のやつ。

あとツインテの妹にジト目でやばいやばいやばいって連呼されるのも最高。やばい。

彗星って相当な勢いで分離しないと、片方だけ落ちてくるとかなくないか?例え落ちてくるとしても直上からじゃね?そしたら落ちてくること予測できるんじゃないのか?みたいなことを考え出すからもうダメ。

普段エモくないところがエモいとエモいが、たそがれ時の山の頂上とか激エモなところでエモいことされてもまあそりゃエモいよねぐらいでぐっとこなかったのは惜しい。

とてもよくできてるけど、心を抉りにもこないし、エモ殺されることもなかった。たぶん全部僕のRADWIMPSアレルギーのせい。

市内の無線ハックしようぜ!みたいな下りはブレイクビーツなBGMと相まって熱かった。

瀧が入れ替わりなくなって連絡取れなくなって、知らんうちにみつは好きになってる!っていうのは分かるけど、みつはが数週間入れ替わっただけで知らんうちに瀧君大好き!になっててなんじゃらほい。

みたいなね。