虐殺器官
映画の方。
伊藤計劃の作品映画化プロジェクト第三弾。
これ完全にPSYCHO PASS1期だ。ジョンポールが完全にマキシマ先生でした。
R15指定だけれど、描写的にも思想を毒していく感じもかなりR20。
実写では絶対できないこれでもかと少年兵を撃ち殺す。スターバックス世界と虐殺世界の対比のためとはいえくどいぐらいぐいぐい殺す。声もがんがん当てる。やばい。
人をかっこよく殺しちゃう映画結構あるけど、これでもかとヒトの生理的嫌悪感殴りまくって戦争ダメ、絶対やるスタイル強い。
ジョンポールが管理社会 is まじゴミと、これでもかと説く。一応IoTとか情報化社会とか、高度な認識でよりリッチなUXを!とか言ってる会社に勤める身としてはこういう思想に感化されちゃう人が無駄に増えるのは悲しみ。
屋内は全禁煙!とか正しさを追求する路線追いかける現状を見てもまあそうなるのはやむをえんですね感もあってより悲しみ。
9.11を受けてのコレだったんだろうけど、中東で戦争があって、テロがあって、トランプがイスラム教徒絶対国内にいれねえ!とか言ってる今において超ホット。
とはいえ、よそで火をつけて回ればうちでは燃えんでしょ理論は2017年においては無理がありすぎるのでわ?
SF描写として、このコンセプトムービーを完全にリスペクトした描写が沢山あってよいですね。
ロボットにはもっと肉々しさがあってもよいと思う。
AR/VRとかIoTとかがきちんとした映像になる活動は総じて良い。