ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

デススター設計者の人間のおっさんとその娘のお話。

帝国軍の偉いおっさんたちが権力争いしてたり、ダースベイダーに怒られたりしててうける。帝国軍も社会なんやねえ。

レーザーでびくともしなかったシールド装置だとかスターデストロイヤーだとかが物理攻撃でワンパンなのさすがにどうなんや…

可視光通っとるんやから通信ぐらいなんとかしなさいよ

ハイパースペースからにゅっと出てくる艦隊めちゃんこいい絵。これだけで映画料金分の価値ある。

煙からぬるっと現れるAT-ATと、彼の二点バーストもたまらんよね。

モブしか出てこないから、ごりごり人が死ぬ。よい。

滅びゆく風景を見つめる二人みたいな終わり方最高。

この人たちの尽力があってこそメインストーリーのヒーロー達の活躍があったんやな…って気持ちになる。

スターデストロイヤーを戦闘機一機程度のエンジンで動かせるものか?エンジン全開!とか言ってるけど釈然としない。

デススターさんには惑星の一つや二つくらい消滅させて欲しかった。デススターの無敵兵器っぷりにもっと絶望してえ。

カタパルトからどわーって出てくるタイファイターがエモい。

ヽ(*゚д゚)ノカイバー

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

2005年公開て。2005て。

2は完全に頭おかしいヤンキーがやりたい放題やる映画だったけど、3にはアナキンの葛藤があってよい。

アナキンのひとたびダークサイドに染まったら一直線に人の道からころげ堕ちる様は圧巻。

ドロイドが酸素なくても生きていける立ち回りするの最高。

Execute order 66.

ってもう文字面だけでカッコいいよね。

スターウォーズの殺陣見るたびに思うんだけど、めちゃ軽切れ味抜群の刀であるところライトセーバー握っている割には動きがもっさりしているのよくない。

いくら相手が強いとはいえ2対1でライトセーバーで斬り合いしたら普通に2人の方が勝ちませんか?

タイマン勝負張ってた平安鎌倉時代ぐらいしか刀の時代はなかったというしね。

ジェダイは兵士じゃないんだ!とか言っときながら最前線にごりごり送り込んでばんばか死なせるのなんなん。ヨーダさん無能なん?

パドメすっげー簡単に死んだけどなんでや。突き詰めるならアナキンが頑張ったせいで死にましたって感じにして欲しい。

主人公のせいでヒロインが死ぬ創作はよい。

スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃

結構最近のイメージだったけど、2002年とかだった。15年弱前とか。

宇宙船のCGが背景から浮いてて2002年を感じることができる。

アナキンがびっくりするぐらい調子乗ってて田舎のヤンキー感が半端じゃあない。

終始パドメが胸元がっばー開いて体のラインビシー出てる服着てて、おいおいジェダイをそんなに誘惑しちゃあダメでしょ…

パドメのアフレコ、坂本真綾がやってるらしい。へぇ。

シュタインズ・ゲート

Amazon primeにあって一日でマラソンした。

なんどやってもなんど見ても面白い。

初めてはゲームだったんだけど、ゲームのほうが自分が選んだ結果だから感慨もひとしおだよね。

ゲームのほうが牧瀬紅莉栖の作画が天才っぽくてよい。

アニメ→ゲームって入った人はどういう感想になるのか。

ディアスポラ

二回ぐらい挫折して積んでたけど帰省の新幹線で倒した。

最強にSF。人格が計算機に乗るようになったらどうなるかについての全て。

本の頭から精神の形成の過程ごりごり突っ込んでくるのヤバい。

とりあえず3ページまでに美少女が脱いだり、人が死んでみたりするナンパな本ばかり読んでたから強い文章を読む筋肉が弱ってて困った。

量子の話とか星とか宇宙の過程とか多次元とか専門用語ごりごり絡めながらほいほい出てくる。泣きそう。

これ読んでる人たちどの程度の前提知識持ち合わせて読んでるのか。

ひとつひとつ怪しげな単語が出てくる度にぐぐりながら読むのが良いのか、ほーんって読み飛ばすのがよいのか。

ほーんって言いながら読んだら話の脈絡が掴めなくなったりして疲れる。絨毯発見したらなんでシミュレーションおじさん達どんまいって話になるのん。

最後の方に用語集があるのに読み終わってから気がついた。

話が超宇宙スケールだから場所がパラグラフごとに何千年、何百光年単位でぶんぶん飛ぶ。脳がついていかない。

1タウって1mm secなんですって。計算速度の物理的限界で人間意識の1stepが1mm second。遅くね?

楽園追放がディアスポラじゃん!って言われてたけどディアスポラ∋楽園追放なだけで、テーマがめちゃくちゃでかい。別物。

生き物ってなんのために生きるんです?みたいなことを考えてた人は必読。

ですます口調でひたすら数学したいヤチマかわいい。

ガンマ線バーストめちゃくちゃかっこいい。

頑張って読む価値ある。

雲のむこう、約束の場所

TopGear見るためHulu契約したらあった。

新海誠の昔の作品。2004年らしい。

ほしのこえと同様、未来装置のUIとか、入退室インタフェースにがっと寄せるカメラアングルとか、めっちゃエヴァに影響受けている要素を見るにつけ、この監督がこの作品出した10年後に君の名は。やって爆売れするの信じがたいねって思います。

出てくるヒロインが拗れ尽くした設定のこてこてのヒロインでよい。

「さゆりを救うのか?世界を救うのか?」とか言わせちゃったり、なぜかヒロインの覚醒状態次第で世界がヤバくなったり、こってこてのセカイ系でよい。

新海誠特有の死にたくなるほどの美しい世界はない。

新海誠特有のセンチメンタルで根暗な東京描写はちょっとある。

話の筋はおいおいおーい、まてまてまてー。って感じで笑えてきてむしろよい。

並行世界?の実験のシーンで所長が「アルゴリズムうまく選んでけよ」とか今日の晩飯でもきめんのかぐらいの軽さで言ってて笑った。

爆発の光と音に時間差なくてがっかり。爆発とか未来UIとかに対する熱い思いが足りない。

SF要素捨てて東京ラブストーリーに転向したの英断だったんじゃないですかね。

僕が愛したすべての君へ / 君を愛したひとりの僕へ

一つの作品が2冊の本に分かれてる。しかもどちらから読んでもいいらしい。すげえ。

僕が愛したの方から読んだ。

並行世界が発見されて、自由に行き来ができるようになったら。

それぞれの世界が実習であらわされる独立の世界としてみたり、人を救える並行世界を探してみたり。よくある。

もっとこう、2冊の内容ががっつり絡まってて、両方読んだら全ての伏線がぴったりはまってすごい!!っての想像してたけど、そういうわけでもなかった。2冊に分けた意味は?

ひたすら並行世界の自分は自分なのか、並行世界の恋人の幸せを願えるかどうかみたいなことを延々と云々する。

よくある日本SF的な都合が良くて黒髪で頭いい美少女が出てきてはいはい。

世界の時間の進み方をビールのコップに喩えてみたり、精神と並行世界を表す物質を同じように扱ってみたり、精神が肉体を離れることができたりしてしまったりして、各説明にいまいち納得できねえ。