ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂

この間雪山登山映画見たら、Amazonに無限にガチ登山動画をおすすめされるようになってしまった。

 イギリス登山隊がエベレストに初登頂するドキュメンタリーみたいな映画。

エベレスト登頂めっちゃ大変そう。

世界未踏はエモい。世界最高峰もエモい。そりゃあエモいよね。

よくエベレスト初登頂ヒラリー!って聞くけれど、数百人とかの登山隊組んで、第一アタック隊、第二アタック隊とかあって、なんならヒラリーの横でテンジンなるシェルパと一緒に登っていたりするのに、そういう人達はこういう映画でしか出てこないことを考えると、歴史に名を残すのは本当にてっぺんでやり切りまくった人だけなんやねって思う。

エベレストのとがった岩壁に雪が乗っかっている画が綺麗すぎてずるい。

びゅーびゅー風が吹いてるエベレストの8000mで、人間誰もやったことないし、死ぬかも知らんけどテント張って一晩寝ます!とかもうこれは怖いよね。

特にドラマとか人間愛とかそういう感じじゃなくて、淡々と登頂の厳しさと執念と覚悟を描いていて好感が持てる。

ゲーマーズ!

ノーゲーム・ノーライフのイメージが強すぎてなんかなろう!的なアニメか?と思ってたら超ラブコメ

出てくる二次元美少女にめっちゃ好かれながら結局誰とも付き合わない系ラブコメじゃなくて、ゲーム好きがやれ付き合うだ付き合わないだどーのこーののアレがアレするラブコメ

アイキャッチの8bitがよい。

あぐりちゃん健気かわいい。

登場人物がだいたい面倒くさい。

ヒロインがクソださ茶色スエットでコンビニ買い出しに行ってたりしててうける。

 

ユーリ!!! on ICE

腐向けでもあるが人類にとって普通に面白いと言われたので。

主人公がクソイケメンロシアコーチとフィギュアでてっぺん取りに行くお話。

作画すごくないですか?話が話だからほぼ毎回登場人物がどんどこスケートするんだけど、人もカメラもぐんぐんぬるぬる動く。

動きから重力を感じるから、ものすごい原画か、実際にスケートしてるところ撮って動画にしてるんだろうけど、どちらにせよすげえ。

きちんと動いて、それぞれの動きが異常にエロい。力を感じる。表現を感じる。

話は王道なスポ根。

スポ根って大会勝ち進まないと話し終わっちゃうから自然と主人公めきめき強くなるだけで面白くないが、主人公が最初からわりと強いから悪くない。

久保ミツロウ先生は3.3.7ビョーシ!!とかトッキュー!!とかのイメージが強く、女性向けを意識して作られてはいるが作画的にすんなり見れてよい。

途中から主人公とコーチがラブラブすぎてはいはい…

横で出てくるフィギュア選手がそれぞれドラマあってよい。個人的にJ.J.超ナイス。

腐向け表現アレルギーなんすっていうんじゃなければ見た方がいいじゃないですか。

マイノリティーリポート

勝手にミッションインポッシブル的アクション映画だと思ってたら完全にSFだった。

犯罪が予知できるようになった未来でサスペンスするお話。

犯罪を予知する施設のセキュリティがガバガバだったり、予測システムが完全に人間一人に依存してたりしてうける。

虚淵先生はこれ見て、もっと沢山の脳で犯罪予測しようぜ…って思ってPSYCHO-PASSをやったんやなあ…と感じられる。

未来予知動画を操作するインタフェースが無駄に未来。がしかしやっていることはシークしたり拡大したり。それだったらマウスとキーボードでいいじゃんね。

「それ、私喋ってないのに何で知ってるんですか?」っていうラノベですらやらないようなアレで悪役がバレてて超興ざめ。なんなん。

悪役には悪役の哲学があるべきで、少々の犠牲を払ってでもこの国の犯罪を倒す!って強い気持ちを持ってもらいたい。トムクルーズにちょっと言い寄られたぐらいで諦めんなよ。

政府が個人の未来を決めつけることはないよって既定路線で話が進んでてはいはいお行儀がいいですね。

リング

昔見て怖かった記憶があるので追いホラー。

呪いのビデオの映像、不穏さすごい、よくできている。

よく言われるけどVHS画質って怖い。よく分からんから脳内補間しちゃって怖い。スーパーファミコン時代のRPGのヒロインがかわいいのと一緒だね。

2017年に生きる我々としては、HDになってホラーはダメだとか老害みたいなことを言わず、PSVRでホラーゲーをやって口から泡を吹きたい。

映像って否が応でもお化けのいるところに突っ込んでいくけど、ゲームの、しかもVR空間で怖いところに突っ込まされるのって最高に不快でよさそう。

貞子は思ってたより怖くなくてがっかり。もっと不条理に襲ってきたイメージなんだけど、ダビングした奴をあっさり許しちゃう手ぬるさがダメ。

生爪もよくホラーに使われるよね。これも何由来なんか知らんが強い。

エンディングの「うーうーきっとくるー」は今になって聞くと完全にトランス。ヴァストネスを感じる。

仄暗い水の底から

SIRENのプレイ実況みてたらホラー見たくなった。

暗い水の怖さと、寂れた団地の怖さが2000ぐらい表現されている。

寂れた団地って怖いよね。郊外に旅行した時に見かける、ほっとんどガラガラなのにちょろっとだけ洗濯物が干してあったりする集合住宅とか。

元々人間の領域だったのに、非人工的なものに蝕まれて行ってる感じが気味悪い。

劇中の画も基本的にくすんだ青色がかったようになってて全力で寂れ具合を伝えにきていてよい。

天井とか壁のシミも怖いよね。20も後半を回って忘れちゃってたけど確かに怖かったよねっていうのを思い出す。

少女の幽霊っていうのは怨念とかも弱そうだから怖さ半減ですよね。

同じような話で、不条理ってかなり怖さにつながると思うんだけど、幽霊の動機がはっきりしちゃってると納得できちゃってあまり怖くない。

心が歪んでしまったから濡れT透け透け少女、今どきだったらBPO(?)が許さんよなあとかいらんことを考えてしまう。

終盤のエレベーターのシーンはおいおいおい…ということは…!?ってなってよかったです。

娘を守るために自己犠牲する母親っていうのがホラーとしてはあざとすぎてHmmm...

ひぐらしのなく頃に

アニメ全部見た。

1期だけAmazonNetflixに置いてて、おいおいマジかよ解決編ないの生殺しやんけと思って探したら辛うじてdアニメストアにあった。

雛見沢村でめっちゃ人が死んで超疑心暗鬼やりまくる殺伐としたミステリー。

不穏さの演出が神がかってる。間とかBGMとか影のつけ方とか情報の出し方とか超不穏。

本当に誰も信じられなくなって、見てる人側まで疑心暗鬼大会になるの面白い。

オープニング好き。この指止まれ云々のところのぬるぬるとしたベースと若干のトライバルなパーカッションと不穏な絵が最高に不穏。

レナの「嘘だっ!」だけ画面キャプで知ってたんだけど、主要キャラみんな「嘘だっ!」つっててうける。

逆に、不穏じゃない話の完成度はうん?てなる。祭囃子編とか完全に最強の仲間と協力して最高だぜ!みたいな雑な畳み方してて完全に作業で畳んでるでしょ。

 絵は古いがキャラの可愛さ1mmも必要ないので全然大丈夫。みんな基本的にすごい表情になるしね。