それでもボクはやってない

痴漢冤罪で拘置所に突っ込まれたお兄さんが冤罪を晴らそうと頑張るお話。

拘置所の様子とか裁判の手順とか視覚で理解できて勉強になりますね。

刑事事件を冤罪と判決するのは検事、ひいては国家権力の否定だから出世がどうのこうのみたいな話が出てきたりして、さっさと人工知能裁判官作ろうぜ。

日本の行政と司法が抱える問題をドキュメンタリーチックに説明しするめっちゃ真面目な映画なのに、タイトルからたまにバラエティ番組でネタにされたりするのサイアク。

はいじゃないがとか、三毛別の熊とか、ネタにすると人間性を疑われるものがあるがその一環。

奇跡の無罪をやるんじゃなくて、ありそうな有罪できちんと話を進めるのがえらい。が、やるならとことん胸糞悪くして欲しいから、最後に主人公は項垂れて無気力になってそのまま有罪になって欲しい。

とはいえ女子中学生に満員電車で正面からとか怖すぎてやらんよなぁ…

小池都知事諸氏や厚生労働省各位には是非とも東京の会社の始業時間をずらすようにして頂いて、満員電車を改善してほしい。