未来のミライ
細田監督作品と聞いて。テーマ曲が山下達郎(山下達郎はフューチャーファンク)でありフューチャーファンクファンとしてはマストなので。
幼稚園児が未来とか過去に行って家族のつながりを感じるお話。
映画一本まるまる使って「お前にも先祖はおるし子供もいる、過去も未来も繋がっとる今なんやぞ」って説教される。
宮崎駿が風立ちぬで映画まるまる一本使って「好きなことをやって夢を追って生きたぞ。お前も"生きる"んやぞ」って説教されて、うっさいわ生存者バイアスじじい黙れってブチ切れたんだけどその再来ってカンジ。
登場人物も建築屋のしかも設計とバリキャリウーマン夫婦が高級住宅地のデザイナーズハウスに住んで子育てって大変だね♡とか言っても黙れ金払ってハウスキーパー雇え?ってなるよね。
宮崎駿はもう引退スレスレでやったから、よかったねおじいちゃん、いい人生だったね…で済むんだけど、今がまさに全力出せよって頃合いの人がこれやって大丈夫なん?
福山雅治とか役所広司とか有名な人がっつり声優にぶち込んでてお金かかってそう。のわりに主人公の幼稚園児の声と演技が成人女性。つれえ。
話に脈絡も一貫性もなくエンターテイメント性もない。小中高生が見ても楽しいよね、それでいて若干の教えがあっていいよねってのが夏休みに公開されるアニメ映画だと思うんだけど、説教のターゲット完全に結婚するかしないか以降の年齢の大人。
山下達郎はフューチャーファンクだったのでよかった。