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ふわふわの泉

小説 ☆☆☆☆

材料から入るSFは説得力が違う。

超軽量、高硬度、高強度の軽量で安価で大量生産可能な万能素材ができたらどうなるのかみたいな話。

いかに素材がすごいかだけじゃなくて、いかに安く簡単に材料が作れるか、加工ができるかについてしっかり書いてあってよいですね。

化学大好き女子高生であるところの主人公が池袋秋葉で完全に脳内再生された。

超軽量素材で空中艇作って生活してえ。

万能材料でえげつない大きさの構造物作りてえ。

ひたすらIF万能材料があったらを続けるのかと思ったら、中盤いきなり情報統合思念体みたいなのがでてきてマジか。

素材やりたいのか宇宙スペクタクルやりたかったのかはっきりしねえってところだけキズ。

出てくる製品、装置がいちいち気の抜けるようなネーミングなんだけど、これがむしろ新しい。

未来系ガジェットの名前って難しいよね。

ドミネーター、攻性防壁、WatchMe、hIE、アシスタント知性体、電脳メガネ、蒸留作物、量子葉とかどうしてもいかつくしたくなる気持ちを抑えて「ふわふわ」は偉い。

終わり方もすげーふわっと終わってタイトルに負けない読了感。

みたいなね。