ディアスポラ
二回ぐらい挫折して積んでたけど帰省の新幹線で倒した。
最強にSF。人格が計算機に乗るようになったらどうなるかについての全て。
本の頭から精神の形成の過程ごりごり突っ込んでくるのヤバい。
とりあえず3ページまでに美少女が脱いだり、人が死んでみたりするナンパな本ばかり読んでたから強い文章を読む筋肉が弱ってて困った。
量子の話とか星とか宇宙の過程とか多次元とか専門用語ごりごり絡めながらほいほい出てくる。泣きそう。
これ読んでる人たちどの程度の前提知識持ち合わせて読んでるのか。
ひとつひとつ怪しげな単語が出てくる度にぐぐりながら読むのが良いのか、ほーんって読み飛ばすのがよいのか。
ほーんって言いながら読んだら話の脈絡が掴めなくなったりして疲れる。絨毯発見したらなんでシミュレーションおじさん達どんまいって話になるのん。
最後の方に用語集があるのに読み終わってから気がついた。
話が超宇宙スケールだから場所がパラグラフごとに何千年、何百光年単位でぶんぶん飛ぶ。脳がついていかない。
1タウって1mm secなんですって。計算速度の物理的限界で人間意識の1stepが1mm second。遅くね?
楽園追放がディアスポラじゃん!って言われてたけどディアスポラ∋楽園追放なだけで、テーマがめちゃくちゃでかい。別物。
生き物ってなんのために生きるんです?みたいなことを考えてた人は必読。
ですます口調でひたすら数学したいヤチマかわいい。
ガンマ線バーストめちゃくちゃかっこいい。
頑張って読む価値ある。