雲のむこう、約束の場所

TopGear見るためHulu契約したらあった。

新海誠の昔の作品。2004年らしい。

ほしのこえと同様、未来装置のUIとか、入退室インタフェースにがっと寄せるカメラアングルとか、めっちゃエヴァに影響受けている要素を見るにつけ、この監督がこの作品出した10年後に君の名は。やって爆売れするの信じがたいねって思います。

出てくるヒロインが拗れ尽くした設定のこてこてのヒロインでよい。

「さゆりを救うのか?世界を救うのか?」とか言わせちゃったり、なぜかヒロインの覚醒状態次第で世界がヤバくなったり、こってこてのセカイ系でよい。

新海誠特有の死にたくなるほどの美しい世界はない。

新海誠特有のセンチメンタルで根暗な東京描写はちょっとある。

話の筋はおいおいおーい、まてまてまてー。って感じで笑えてきてむしろよい。

並行世界?の実験のシーンで所長が「アルゴリズムうまく選んでけよ」とか今日の晩飯でもきめんのかぐらいの軽さで言ってて笑った。

爆発の光と音に時間差なくてがっかり。爆発とか未来UIとかに対する熱い思いが足りない。

SF要素捨てて東京ラブストーリーに転向したの英断だったんじゃないですかね。