君の名は。
観測範囲全員が諸手挙げて絶賛だったので期待半分、RADWIMPS主題歌なので恐る恐る半分で見に行った。
絵はめちゃ綺麗で話もTHE 王道。
TSF で、過去に戻って、空から降ってくる脅威で、俺とお前で町を救う。超ジュブナイル。ハッピーエンド。すげえ。
が、ほしいのは!そういうんじゃあ…ないんですよ…ってカンジ。
山崎まさよしをBGMに気持ち悪いこじらせた男が一人語りして本当に救われないのが良い。せいぜい秦基博で、想うあの人が前を歩いて行けますように…程度の一人称的ないい話が限界。RADWIMPSが互いの砂時計確認しながら歩こうよ!僕と君!みたいに言い出すとつらい。
新海誠先生の書く恋愛って基本的に気持ち悪いから、それに僕と君!みたいな歌当てちゃうとクドい。
だって忘れないように手のひらに名前を書こうって言って「すきだ」とかおまえ…おまえーーー!!
このくちかみ酒はあの子の半分…ごくごくとか!!それを聞いて女の子が頬赤らめながらバカ!ヘンタイ!!とか!!
きびしい。
最後の並走する電車であっ!みたいなのは最高だった。完全に東京的な出会いのうち最高にエモい部類のやつ。
あとツインテの妹にジト目でやばいやばいやばいって連呼されるのも最高。やばい。
彗星って相当な勢いで分離しないと、片方だけ落ちてくるとかなくないか?例え落ちてくるとしても直上からじゃね?そしたら落ちてくること予測できるんじゃないのか?みたいなことを考え出すからもうダメ。
普段エモくないところがエモいとエモいが、たそがれ時の山の頂上とか激エモなところでエモいことされてもまあそりゃエモいよねぐらいでぐっとこなかったのは惜しい。
とてもよくできてるけど、心を抉りにもこないし、エモ殺されることもなかった。たぶん全部僕のRADWIMPSアレルギーのせい。
市内の無線ハックしようぜ!みたいな下りはブレイクビーツなBGMと相まって熱かった。
瀧が入れ替わりなくなって連絡取れなくなって、知らんうちにみつは好きになってる!っていうのは分かるけど、みつはが数週間入れ替わっただけで知らんうちに瀧君大好き!になっててなんじゃらほい。
みたいなね。