私のなかの彼女

最近わたしだとかあなただとか言うタイトルの本ばっかり読んでる。

実家の蔵から祖母の書き物が出てきた結果作家になったりしていろいろ拗らせる主人公の話。

後ろ半分畳み掛けるような転げ方がたまらん。が、その割に四年後立ち直ってそれでも生きていくんだってばよ!みたいにさっぱり終わっちゃうから全く納得行かねえ。

「自分の時間を自分のために使うことしかできなくて」

「ただしいのは自分で、間違っているのはぜんぶ他者。論理が一つしかない」

「あんたおかしいんじゃないの」

あーなんかすみません。って気持ちになってくる。忙しくても部屋片付けだけは真面目にすることにしよう。

ただ、こういう話を読む度に、自分にとって正しいのは自分だけだから、ただしいのは自分で間違っているのはぜんぶ他者ってただしいのでわ?って気持ちになるし、社会にとってただしいのは自分なのに社会自体が間違ってて困ってる人かわいそう…って気持ちになる。

量子計算機とか容姿のドラッグとかの本ばっかりじゃなくて、たまにこういうの読むといいかもしれない。いろんなジャンルの本漁りたいけど、本って最後まで読まないと分からんところが多いくせに一冊読むのにわりと時間かかるから、音楽や動画と違ってとっつきづらくて困りますね。