仄暗い水の底から

SIRENのプレイ実況みてたらホラー見たくなった。

暗い水の怖さと、寂れた団地の怖さが2000ぐらい表現されている。

寂れた団地って怖いよね。郊外に旅行した時に見かける、ほっとんどガラガラなのにちょろっとだけ洗濯物が干してあったりする集合住宅とか。

元々人間の領域だったのに、非人工的なものに蝕まれて行ってる感じが気味悪い。

劇中の画も基本的にくすんだ青色がかったようになってて全力で寂れ具合を伝えにきていてよい。

天井とか壁のシミも怖いよね。20も後半を回って忘れちゃってたけど確かに怖かったよねっていうのを思い出す。

少女の幽霊っていうのは怨念とかも弱そうだから怖さ半減ですよね。

同じような話で、不条理ってかなり怖さにつながると思うんだけど、幽霊の動機がはっきりしちゃってると納得できちゃってあまり怖くない。

心が歪んでしまったから濡れT透け透け少女、今どきだったらBPO(?)が許さんよなあとかいらんことを考えてしまう。

終盤のエレベーターのシーンはおいおいおい…ということは…!?ってなってよかったです。

娘を守るために自己犠牲する母親っていうのがホラーとしてはあざとすぎてHmmm...

ひぐらしのなく頃に

アニメ全部見た。

1期だけAmazonNetflixに置いてて、おいおいマジかよ解決編ないの生殺しやんけと思って探したら辛うじてdアニメストアにあった。

雛見沢村でめっちゃ人が死んで超疑心暗鬼やりまくる殺伐としたミステリー。

不穏さの演出が神がかってる。間とかBGMとか影のつけ方とか情報の出し方とか超不穏。

本当に誰も信じられなくなって、見てる人側まで疑心暗鬼大会になるの面白い。

オープニング好き。この指止まれ云々のところのぬるぬるとしたベースと若干のトライバルなパーカッションと不穏な絵が最高に不穏。

レナの「嘘だっ!」だけ画面キャプで知ってたんだけど、主要キャラみんな「嘘だっ!」つっててうける。

逆に、不穏じゃない話の完成度はうん?てなる。祭囃子編とか完全に最強の仲間と協力して最高だぜ!みたいな雑な畳み方してて完全に作業で畳んでるでしょ。

 絵は古いがキャラの可愛さ1mmも必要ないので全然大丈夫。みんな基本的にすごい表情になるしね。

UNDERTALE

魔物が巣くう地下に落っこちた人間が、地上に帰ろうと頑張るRPG

すごい。

BGMよい。シナリオすごい。

Pルートしんどい。はぁーめんどくせぇーって言いながらやって最後に全部ごめんなさいした。終盤なんなん。すごい。

Gルートの最後本気で難しい。ゲームこんなに真面目にやったのはIIDXの十段か、TERAのケルサイク以来。

去年ぐらいにやるべきってよく話題になってたけど、本当にやるべき。

決意を抱き続けるんだ…

メイドインアビス

アニメ見たら完全に最高だったので漫画全部読んだ。完全にヤバい。

未知の深い穴に潜りまくる!って小学生でも考えるレベルのわくわく話を、完全な風景の描写力と完全なキャラメイク力で全力で殴りに来るのは強い。

が、裏でお前そんなん成コミですらやらんぞぐらいの性的嗜好ごった煮がちらついてなんじゃこりゃ。

ロリ、ショタ、けも、メカ、リョナ、欠損、スカ全部やりますか?それ民放に乗せるでしょ?マジで?黎明卿本当に民放になるんか?は?

とか思ってたら最新刊で全く新しい世界に来ておおおお??お???てね。

原作そのままなのだけど、アニメだとまだ雰囲気がマイルドにされている気がする。

本気でおえええってなりたいのであれば漫画読んだ方がいいように思います。

アニメはアニメでBGM優秀だし、忠実に絵がついて忠実に奥行きが出ているので見るべきであるように思います。

不動卿はもうちょっと不動な声を当てたらよかった。

なんか創作の特異点を見ている感じ。

ハウスオブカード シーズン1-5

英題はHouse of cardsらしい。ドイツから出張に来た人に「Prime契約しときながらハウスオブカーズ見ないとか馬鹿だ」と言われたので。

フランク先生の全力感すごい。

国のてっぺんを取りたい政治家が全力でてっぺん取りに行く話。

ハウスオブカーズ見すぎて政治家関連のスキャンダルが全部対抗勢力トリガーで出てきているように思えてきてしまって困る。

シーズン5まで常に面白いから偉い。

ラム屋のおっさん好き。

なんか書こうとしたら全部ネタバレになるから困る。

見てる間面白すぎて止められなくて寝不足で仕事に支障が出て困った。

ダンケルク

クリストファーノーランと聞いて。

ドイツ兵に追われるイギリス兵がドーバー海峡を命からがら渡るお話。

4DXで見たら四方八方飛び交う銃弾が感じられてよい。

インセプションとかインターステラーとか期待して見に行ったら、ひたすら弾丸が飛んできて、ひたすら船が沈んで、ひたすら海に沈む映画だった。

こういうドラマとかロマンとかが本当にない戦争映画ごりごり見せられると、戦争とかエモいやんけ?みたいな謎幻想がぶち壊れてよい。

冒頭の銃弾ビュンビュン、廃船の中にがんがん銃弾がビシバシのシーン、暗闇でどっちが上か下かも謎状態で沈むシーンは本当にストレスフルでよい。

顔はドロドロセリフは少ない、暗くてみんな白人で人の違いが全部わからん。

イギリスの兵隊のコートかっこいいよね。

アイズワイドシャット

トムクルーズとニコールキッドマンが夫婦とはなんぞやをやる話。

結婚してねえから実感がわかねえ。

というかそういうテーマなんだねって覚悟がないと、サスペンスとかやりそうな気配があるからミスリーディング。

アイズワイドオープンって結婚式のときによく言われるから、アイズワイドシャットってタイトルなんだから当然わかるでしょ?ってことらしい。

日本人にはわからん。

トムクルーズが真面目な医者の役をやってるんだけど、イケメンすぎてどういうキャラなのかよくわからんくなる。

ニコールキッドマンはエロい。

わからんことはわからんままにしとけとか、買春しようとしたらHIV持ちだったぜだとか、とりあえず夫婦はファックだぜ!とかそれっぽいことをたくさん言われるけどわからん。