LA LA LAND

ハリウッドで女優志望とジャズピアニストが恋するおはなし。

夢追い人を応援!みたいな。

高校生とかが見て、おわー!夢!完全に追います!!みたいにテンションが上がる分にはとても良い映画。

が、20も後半に差し掛かって、夢追ってんならひとつやふたつぐらい成し遂げとかないと、な年頃の人が見て、やっぱり夢追わないとね!とか言ってんなら世話がない。

冒頭の高速道路のシーンだけはやたら力入ってておおお!と思うけど、他のところは大体マジックアワーの絵の強さだけでごり押してる感じがしてHmmm...

話の流れ雑じゃね?大根役者じゃなかったん?5年でいろいろ起きすぎやん?

アカデミー賞で総なめらしいんだけど、どこのどの辺が超ナイスなのか説明してくれる動画がほしい。

ジャズは客と奏者が殺しあうぐらいじゃないと!とか吉野家コピペみたいなこと言ってるジャズピアニストが、結構普通のピアノ弾いてるんだけどいいの?

パーティーのシーンとかが本場のパーティー力を感じて、ほえーこれが本場ですか…という気持ちになる。

なんかもうビョークが汽車のリズムとか工場の機械のリズムとかでミュージカルやっちゃうと、もうなにもが霞んで見えてしまわんこともない。

パシフィックリム

突然湧きだしたKAIJUをマシン兵器で殴り殺す。

当時日本にこれがなんでできなかったんだ!!!みたいな感想がチラホラ見受けられたような気がするけど、これ完全にハリウッドスタイルじゃんね。

でっかい核融合炉を積んだヒューマノイドロボット。わかってる。

主人公とヒロインの二人乗り。わかってる。

ユーザーインタフェースは広々として洗練された機械式モーションキャプチャーシステム。わかってない。

謎の怪獣臓器裏取引屋がカッコいい。

基本的にレーザーも爆弾も、銃も刃物も使わずに、でっかいロボットででっかい怪獣を殴り殺す。これは哲学や!と思って見続けていたら、結局核で怪獣世界ぶっ殺してなんじゃそりゃ。全部のロボット兵器で入り口を押し潰すぜ!ぐらいやってほしかった。

右脳と左脳で役割分けるぜ!とか言ってるけど、右脳のスペシャリストと左脳のスペシャリスト用意したほうがパフォーマンス出せません?双子とか使ってていいんですのん?

サイバー中華街が出てくるから+100点。

タクシードライバー

ニューヨークの狂ったタクシードライバーの話。1976年の映画らしい。

ガスコンロで腕をあぶる筋トレシーンがめちゃ有名だったので。

めちゃくちゃ名作として扱われているけど、当時においてげつない名作だけど、今日ではリスペクトされすぎて、現代人が見ると大したことなく見えるパターンの映画だと思う。

ニコニコ技術部みたいな手製の仕込み銃作って鏡の前で超ドヤ顔でYou talking to me?ってやってるロバートデニーロ、完全にアメリカ製邪気眼でしょ。僕もやりてえ。

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自分の価値観で全部正そうとして、ごんごん人殺しまくる主人公が完全に英雄症候群ではないの。

最後の長回しの屋上からずいーっと撮る画、いかにも新手法でしょ!この撮り方新しいでしょ!どうどう!??って感じがしてクドい。

BGMでかかってるファーってラッパはよい。

虐殺器官

映画の方。

伊藤計劃の作品映画化プロジェクト第三弾。

これ完全にPSYCHO PASS1期だ。ジョンポールが完全にマキシマ先生でした。

R15指定だけれど、描写的にも思想を毒していく感じもかなりR20。

実写では絶対できないこれでもかと少年兵を撃ち殺す。スターバックス世界と虐殺世界の対比のためとはいえくどいぐらいぐいぐい殺す。声もがんがん当てる。やばい。

人をかっこよく殺しちゃう映画結構あるけど、これでもかとヒトの生理的嫌悪感殴りまくって戦争ダメ、絶対やるスタイル強い。

ジョンポールが管理社会 is まじゴミと、これでもかと説く。一応IoTとか情報化社会とか、高度な認識でよりリッチなUXを!とか言ってる会社に勤める身としてはこういう思想に感化されちゃう人が無駄に増えるのは悲しみ。

屋内は全禁煙!とか正しさを追求する路線追いかける現状を見てもまあそうなるのはやむをえんですね感もあってより悲しみ。

9.11を受けてのコレだったんだろうけど、中東で戦争があって、テロがあって、トランプがイスラム教徒絶対国内にいれねえ!とか言ってる今において超ホット。

とはいえ、よそで火をつけて回ればうちでは燃えんでしょ理論は2017年においては無理がありすぎるのでわ?

SF描写として、このコンセプトムービーを完全にリスペクトした描写が沢山あってよいですね。

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ロボットにはもっと肉々しさがあってもよいと思う。

AR/VRとかIoTとかがきちんとした映像になる活動は総じて良い。

世界最速のインディアン

おっさんが自分のバイクの限界を試すために、スピードランの聖地の塩湖に旅するだけ。ザ、ロードムービー

ぼろぼろのくったくたのよれよれのバイクに跨って走るじいさんがびっくりするほど格好いい。

無限に広がる塩湖を爆速で一直線に走る姿がエモいことこの上ない。

60過ぎたじいさんが夢を追わない人間は野菜だよ…とか言いながらバイクのシリンダー鋳造してたりしてぐっとくる。

道中おっさんに会う人たちと片っ端から仲良くなって助け助けられで超優しい世界。

人生よく分からんです…ってなってるときに見たら元気が出る系のやつ。

かなりよい。

トップをねらえ!

名作のロボットアニメらしいので。

名作か?

エースをねらえ!の印象があるから昭和スポ根ものか?と思ったらロボットアニメだったかと思ったらやっぱり昭和スポ根ものだった。

敵艦隊が1億とか出てくるのうける。

ガンバスターが無駄に強くてうける。

バスタービーム!とかギャグみたいな名前の技で1億の敵をばりばり撃ち落とす様はもはやギャグか。

無修正の乳がすげえ揺れる。

ロボット兵器の中のインターフェースとか、腕でレバーガシャーンとか、無駄に並んだスイッチパチパチパチとかめちゃくちゃエモい。超みどころ。

『銀河中心殴り込み艦隊』。ネーミング100億点。

話のスケールがでかいのに24分x6話しかなくてどんどんかっ飛ばす。かっ飛ばしすぎてて話に脈絡がねえ。

終始光速移動とか超重力による時間の伸びが絡んだSFが出てくる。新海誠が昔、人と人の距離と宇宙みたいなのやってたの、ここら辺から来てたりするのん?

オータコーチくそかっこいい。宇宙で頼れるのは自分だけだ!

ガーンバスター!

オーディション

いいホラーらしくて見た2。

きちんとホラーしてるけど、スプリッター度が高い。

おっさんが再婚相手探したらoh...って話。

エンディングテーマがやたらかっこいい。いきなり和製リキッドファンクぶち込んできてびっくり。

いくらぐぐってもろくな音源手に入らなくて悲しみ。

メンヘラとかいう言葉がきちんと定義されて、その頭おかしい度合いが周知されたこのご時世であればまあそんなもんかなって感じ。

ヤンデレとか欠損とかそういう系の創作チラホラアレしてたら変な体性ついてよくないね。

どうしてもこの手の人間が怖い系のホラーは黒い家の大竹しのぶの怪演が強すぎて他が霞んでしまうように思えます。

バレエ美少女のふとももに焼けたひかき棒当てるおっさんやべえ。